小学1年生の終わりに「なにか障害があるのかもしれない」とスクールカウンセラーに相談したところ、「ウィスク4(WISC-Ⅳ)」という検査について、初めて知ることになりました。
そこから実際にテストを受けるまでの流れとテスト内容を説明したいと思います。
なぜウィスク4を受けるようと思ったのか、はこちら↓で詳しく書いています。

ウィスク4テストを受ける流れ
ウィスク4検査の流れはこうでした。
- 小学校のスクールカウンセラーに相談
- 地域の発達支援相談センターを紹介される
- ウィスク4を予約(1ヶ月後に予約)
- 受験
- 検査結果報告(受験から1ヶ月後)
テストは1.5-2時間ほどかかりますと言われました。息子ガガくんは途中で5分ほど休憩を挟んで、1.5時間ほどで終了しました。
ウィスク4(WISC-Ⅳ)の検査料金
ウィスク4検査は無料でした。
のちに通うことになる病院では「検査料20,000円」と提示されていましたので、お住まいの地域に「発達支援相談センター」「教育相談室」等があれば、まずはそこで相談してみると無料で受けられるかもしれません。
ウィスク4(WISC-Ⅳ)の検査内容
ウィスク4の検査結果の時に配られた参考資料より抜粋します。
<ウィスク4の概要と特徴>
ウィスク4は最も頻繁に用いられる知能検査の1つで、5-16歳の子供を対象としている。
知的な発達段階を知るだけでなく、多面的な能力を測定し、個人内の知的発達の程度などについて細かな情報を得ることができ、得意な面や不得意な面をみることができる。
全般的な知的能力は「全検査IQ」で表され、さらに4つの指標特典
- 言語理解
- 知覚推理
- ワーキングメモリー
- 処理速度
に分けられる。全検査IQ、4つの指標得点の値は、同年齢の子どもの平均を100としている。
4つの指標得点から得られる情報は以下の通り。
IQ | 指標得点 | 内容 |
全検査IQ(FSIQ) | 言語理解(VCI) | 言語的な情報や言語的な知識を状況に合わせて応用する能力 |
知覚推理(PRI) | ことばを用いない情報の処理・空間認知。目で見た情報を用いての推理力・思考力 | |
ワーキングメモリー(WMI) | 一時的に記憶にとどめ、操作する能力 | |
処理速度(PSI) | 目で見た情報を速く正確に処理する能力 |
ガガくんは処理速度が他の指標と比べて低くて、発達の凸凹が大きいと言われました。

ウィスク4(WISC-Ⅳ)検査後
検査の後は結果報告書を元に、臨床心理士からお話があります。
報告書には検査時の態度など、細かな様子が書かれています。
検査時の様子
- 緊張していたか
- どんな様子で待っていたか
- 心理士とのやりとり(会話)の詳細
- テスト中の集中度や発言
検査結果
指標ごとの得点とパーセンタイル・90%信頼区間などが数値とグラフ(凸凹がわかりやすい笑!)で示されています。
総合所見
全体的な所見と、指標ごとの所見が細かく説明されました。
どんな態度で受けているか
- 目を見ないで違う方を見ていた
- 言葉で表現するのが得意
- 集中力がどの場面で途切れたか
- 1つのことを見つけると他に目を向けずに回答する
- 回転椅子で回っていた
などなど、ガガくんらしいな、と納得するお話ばかりで苦笑いでした。
まとめと支援の方法
ウィスク4の結果数値全体から、「こんなことが起きるかもしれない」と言うことが書かれています。
ガガくんがどんな場面で生きづらさを感じるのか・・・例えば、
「コミュニケーション場面で適正でない言動を取っている可能性があるので、こうすると良いです。」
というような、具体的な提案がいくつか提示されます。
ウィスク4検査を受けた感想
ウィスク4検査を受けてみて、発達の凸凹が数値ではっきりと示されるため「やっぱりそうか」「だから運動苦手なんだ」等と納得すると同時に、覚悟が決まります。
数値から、例えばどのように伝えたらガガくんにとってわかりやすいのか、どうしたら生きやすいのか、その対処法を考える参考とすることができるので、受けて本当に良かったと思っています。