早産の早生まれで1学年繰り上がってしまったガガくん。小学校へ入学するタイミングで「1学年入学を遅らせるかどうか(本来の出産予定日での学年にするかどうか)」という就学猶予を判断するために病院へ連れて行ったものの、
- 特別支援学級のある小学校にしようか
- 通級に通わせるか
については、全く考えていませんでした。
就学猶予(しゅうがくゆうよ)および就学免除(しゅうがくめんじょ)とは、教育委員会が学齢期に達した子の保護者に対し、その子を学校に就学させる義務(就学義務)を猶予または免除することである。 日本では学校教育法第18条がこれを定める。就学猶予と就学免除 – Wikipedia
通級による指導(つうきゅうによるしどう)とは、日本の義務教育における特別支援教育の制度の一つで、通常の学級に在籍していながら個別的な特別支援教育を受けることの出来る制度である。通級 – Wikipedia
「歩き始めるのが遅い」といった発達の遅れや、「保育園でクラスのみんなから孤立している」といったことは早産の早生まれで1学年繰り上がってしまったからで、発達障害の影響かも?とはあまり考えていませんでした。
実際に区役所に相談して、保育園では1学年遅らせて修正月齢のクラス(1学年下)に入れていたこともあり、そこではクラスでやっていることも理解している様子でしたし、お友達とも楽しそうに過ごしていたからです。
結局就学猶予はしなかった
小学校入学前に病院で「就学猶予する必要ないですよ。」と言われて、ホッとしたような・・・でもガガくんにとっては1学年の猶予が必要なのでは?・・・と複雑な気持ちだったのを覚えています。

(これは今でも複雑なままですが・・・考えても仕方のないことなので、考えないようにしています。前向きのことだけ考える!)
小学校に入学して、3日連続で呼び出しがあるなどトラブルが続き、発達障害であることが分かり、通級に見学に行ったのが1年生の冬。
通級の見学へ
担任に通級の見学がしたいと伝えると「必要ないと思いますよー」と言いつつ、時間を案内してくれました。
ちょうどクリスマスの時期だったので、三人の生徒がクリスマス会をやっていました。
ボードゲームをしながら、
- 自分のことばかり喋らない
- ルールを守る
など、時には先生がわざとけしかけたりして、ソーシャルスキルを教えていました。
授業内容も柔軟で、苦手な縄跳びだけを教えたりもしてくれるそう。

(ガガくんに必要なのは、この授業だーーっ!!
週に1時間か2時間、通級にしようかな?)
と思ったところで、「さて、ガガくんにどう伝えようか?」となりました。
発達障害であることを子供にどう伝えるか
ガガくんには発達障害があることを伝えていません。
ただでさえ難しいことにチャレンジしなくて、何事も諦めがちなガガくんが

発達障害だから、できないんだ
と発達障害を口実に、最初から諦めることがさらに増えそうだと思ったからです。

なぜ通級に行くのか、どう説明したらいいかな・・・。
そこで、ウィスク4の結果で凸凹があることを数値で見せて、こう聞いてみました。

この凸凹の良いところをさらに伸ばすために特別な授業があるのだけど、受けてみない?
見学に行ったらゲームやってて、ガガくんに合いそうだなあと思ったよ。

うん、わかったー!
こうして(だましだまし)ガガくんOKは出たものの、まだ「どうしようかな?」と考えていました。
通級のデメリット?
「通級に通っていると、進学時の内申書に響く」と聞いたからです。こんなことを気にしている時点で、ガガくんにはそれほど通級の必要ないのでは?と思いましたけどね。
「私もそういう親になったか・・・。ちっ」とよぎりつつ中学受験するかもしれないので、これは担任にさらっと確認しました。

そんなことないですよー。ただ通級に行くなら、生徒本人の抵抗感がない低学年のうちに行った方が、効果がありますよね。
他人の見た目をかなり気にするガガくんにとっては、小学二年生になるこの時が通級に通うかどうかの最終リミットだな、と思いました。
通級に通うかどうかの結論
結局ガガくんは通級に通いませんでした。
2年生の担任も理解のある先生でしたし、通級の前に試してみた放課後デイサービスでよい先生に出会い、そこでメキメキ成長して、学校生活でのトラブルは(今のところは)すっかり落ち着いたからです。
通級を考慮したことで、良いこともありました。授業を見学に行ったことで、担任以外の他の先生が気にしてくれるようになったことです。
他のクラスの担任や副校長、通級の先生が授業の様子を見にきたり、気にかけてくれるようになりました。
私自身も学校と密に連絡を取ったことでいい関係が築けたのでは、とは思っています。
↓3日連続で呼び出しがあるなどトラブルが続いたころ↓

