ASD(自閉症)発達障害の小学二年生の息子ガガくん。これまで「褒めて褒めて」育ててきました。
ウィスク4の結果で「処理速度」が極端に低く、運動神経がとにかく皆無なので、
- 縄跳びが一回飛べたら「すごーい!できたね!」
- ボールを蹴ることができたら「やったじゃん♡」
などなど、褒めておだたててなんとかその気にさせては、練習させるパターンです。
勉強に関しては、wisc4で高IQと出たので、運動ではなく勉強面で自尊心を保ってもらおうと考えて、「天才脳」と分かりやすく自尊心をくすぐってくれそうなタイトルのついたドリルをやらせてみたり。
といった感じで、ここ1年はうまくいっていました。

が、
ここ最近なんだか様子が違う。
褒めると知らんぷりしたり、なんだか嫌がっている様子。
もうすぐ小学3年生ということもあって、ガガくんも成長しているということですね、きっと。
あんなに楽しみにしていた運動療育のサッカーに行くのを嫌がるようになってきたので、機嫌が良さそうな時に「どうしたのー?」とたずねてみました。

ほめられるのが、いや。
どうやら、褒められたくないみたいなのです。
療育の先生のおかげもあって、ガガくんはコツをつかんできていて、メキメキと走るのが速くなってきています。
先生も「先生と一緒に走ろう!すごい!速いなー!抜かされちゃったよー!!」などと褒めてくれます。
これまではその褒められに気分がよくなり「よーし!ぼくにもできる!」という気持ちになって、さらに努力している様子だったのですが・・・ここにきて、褒められても無表情w。
機嫌が悪そうにさえします。

ママに褒められるのはいいけど、先生に褒められるのが嫌だ。
そう言って怒っているガガくんは、どうやら先生に褒められると、これまでの自分を否定されているような気持ちになってしまうようでした。
褒められる=これまでの自分が悪い
単純な私は、褒められると「やったー!もっと褒められるようにがんばるぞー!」となるのですが、常に頭の中でぐるぐると思考しているガガくんは(だから家では独り言をずっとしゃべり続けている)、どうやらそうではないらしいのです。

(褒められるということは、これまでの自分のやり方が間違っていた。やっぱり僕はだめなんだ。バカにしやがって。
今回は「たまたま」できただけで、そんなに褒められても、もう2度とできませんよ。
・・・いや待てよ?本当は速くないのに褒めることで、またぼくを走らせようとしてるだけじゃないのか??
めんどうなことさせやがってーーー!)
と、なんとまあややこしい受け取り方をしてしまうようです。

素直によろこんで、受け取っておけばいいのにー。
でもこれも、ガガくんの特性・個性!
「褒められるのが嫌だ」って伝えてくれたおかげで、私も対処法を探ることができちゃいます。
褒めるのを嫌がる子どもへの対処法
まずは、ほめられたら、素直に受け取る癖をつける
- 「走るの速くなったね。」と言われたら「ありがとう。」
- 「片付け手伝ってすごいね。」と言われたら「ありがとう。」
と、何かを褒められたら何も考えずに、間髪入れずに「ありがとう」を言う。
その時は実際に思っていなくても口から「ありがとう。」と発することで、ガガくん自身が素直にその褒め言葉を受け取れるようになるのでは、と考えました。
もちろん、最初は「できない」って言われましたよ笑。

なんで「ありがとう」と思ってないのに、言わなきゃいけないの?おかしくない?

うん、
先生はガガくんのことをすごいなと思って褒めてくれているのだから、その時は「ありがとう」と思っていなくても、口に出して言ってみることで、「そっかー」と受け止められることがあるのよ。
「ごめんね」「いいよ」みたいなもんだよ。
「ふーん・・・」と納得いかない感じでしたが、「まあ試してみようよ!」となりました。
「ありがとう」がどうしても言えなかったら、「サンキュー」でもいいよとしました。
次に、療育の先生に「褒められるのが嫌みたい」と伝えました。

最近「褒められるのがイヤ」って怒るんですよー。年齢的なものもあるんですかね?
とさらっと療育の先生にも伝えました。
先生は私も信頼をおいている方なので、褒めに変わるなんらかの対処をしてくれると思います。
過程を褒めるようにした
速く走れたことや縄跳びを飛べたことを褒めると、考えすぎるガガくんは

こんどはそれ以上のことをしなければ・・・
とプレッシャーを感じているのかもしれない、と考えました。
そこで、結果ではなく過程を褒めるようにしました。
これまでは失敗した時に「できなかったけど、姿勢は良かったよ」などと過程を褒めていたのですが、成功した時にも同じように、過程を褒めることにしました。
大げさにしない
「OMG!海外ドラマかよ!」くらい大げさに褒めていたのを、控えることにしました笑。
以前は大げさにほめると喜んでくれていたガガくんも、もうすぐ8歳。
年齢的なものもあるのか、最近大げさに褒めると「あれ?なんだか恥ずかしそうにしているな・・・。」とは思っていたので、ふつうのテンションで褒めることにします。

発達障害であってもなくても、年齢的なものや成長によってそれぞれの対処法をしていく子育て。
難しいこともたくさんあるし、「もうやだ!むり!」となることだらけですが・・・やっぱり楽しいです!
ひょろひょろ体型のガガくんは、体幹がしっかりしていなくていつもフラフラしていました。
プロテインを飲んで筋力をつけ、脳神経の働きをサポートしています。糖質がほとんどないホエイプロテインなのでおすすめです。
鉄分を一緒に摂ることでイライラしてすぐキレることが、目に見えて減りました。
