発達障害かどうかを確かめるために受けたIQ知能テスト、wisc4(ウィスク4)で処理速度が他と比べて34ポイントも低く、発達の凸凹が顕著に見られた小学二年生の息子ガガくん。

検査結果を見ながらのお話のなかで、「ガガくんには視覚で見せてあげると、理解しやすいと思います。」と言われました。
ウィスク4で処理速度が低い結果になって
これまでも朝の準備は時系列でホワイトボードに(絵付きで)書いておいて、例えば
ご飯を食べる→ごちそうさま→食器を流しに運ぶ→テーブルを拭く
みたいな感じで、視覚でチェックできるようにしていたものの・・・実際あまり使わなかったガガくん。

いちいち(めんどうな)絵で説明しなくても、分かるみたいだわー。
と、ウィスクの時に教えてもらったガガくんの特性(図解で説明すると理解しやすい)については、意識しなくなってきていました。
ところがこれが、勉強面でものすごい威力を発揮しているので、ガガくん流の勉強方法を書いていこうと思います。
処理速度が低い発達障害の勉強方法
同じウィスク4テストで高IQのギフテッドということもわかったので、なんとかその特性を伸ばしてあげたいなと、お家学習をするようになりました。
私はシングルマザーで働いているので、本当は塾に丸投げが理想なのだけど←・・・小学低学年でギフテッドの彼に、良さそうな塾はありませんでした。
そのうえガガくんは外に出たがらないので、ママ塾一択になったわけです。

大きくなったらどうせフラれる←ので、今のうちにべったりしておきます笑。
国語:真上にあるお手本と同じように書けない
国語の場合はとにかく字が汚い!(・・・国語以前の問題です笑)
「字なんて、読めればいーじゃん!」と思うのだけど、それでは漢字テストで良い点は取れません。小学生は「とめ・はね」にやたらと厳しいのよね笑!
そのうえ漢字の場合は鏡文字になってしまったり、なんとなーくの絵面で覚えている様子があります。
漢字ドリルはお手本通りに見ているのに書けないので、本当に大変そうです。
本人は一生懸命に見て、書いているのです。でも書けません。

発達障害って知らなかったら「ふざけてるよね?」レベルで怒っていたと思います・・・。
そこで漢字の場合は、ノートの十字リーダーを駆使します。

十字リーダーの、この辺から竹かんむりが始まってるよー。
終わりはどこになるのか、見てから書き始めようねー。
というところから教えます。

この横線は、両側に同じくらいの◯が入る隙間があるよー
長文読解では頭の回転が速いからなのか、単なるおっちょこちょいなのか笑、思い込みによるうっかりミスが目立ちます。
こちらも、

この言葉が出てきたときは、答えはこの中にあるよーと矢印を入れたりしています。
↓発達障害の特性の1つ、「豊富なボキャブラリー」を伸ばしたくて、ママ塾ではこんな教材を使用しています。↓

算数:長文は図解にする
算数はガガくんの好きな教科です。が、うっかりミスと思い込みミスがとにかく多いです。
計算問題の勉強方法
とにかく気づくとぼーーーーっと1点を見つめてちゃっていることが多いので、集中させるためにタイマーを使います。
コツは、制限時間を作ってカウントダウン方式にしないこと。こうすると制限時間が近づくことでパニックになります。

うぁぁぁぁぁぁっ もうだめだーーーーーっっ!!!!!
と問題集をビリビリに破って放り投げられます笑。
そこでタイマーはカウントアップにして、「よーい、スタート!」でゼロ秒から始めます。問題を解き終わったところで、タイマーをストップします。
タイマーは必ず私がスイッチを押します。
ガガくんにタイマーを渡してしまうと、時間の経過に気をとられて集中できなくなったからです。
「もう3分も経っちゃった!どうしようーーーー!!!!わーーー!!!問題が難しすぎるからだー!!!」とパニクるので。
算数の長文読解の勉強方法
苦手な長文問題の場合は、数回問題を読んでもわからないなら、わかっている部分をとにかく図解にして書き込んでいくことを教えました。
(左右がわからないガガくん、この手の問題は苦手)
それまでは問題を全てガガくんの頭の中だけで考えていたので、ごちゃごちゃしちゃって・・・挙句の果てに「ぎゃーー!!」な最悪のパターンでした。
やり方がわからないだけなので、「こうやって書いてみるとわかりやすいよー」と図の書き方を説明して、最初は一緒にやってあげます。
頭の中を整理して、アウトプットするやり方を教えました。

お見せしていいのか?!
恥ずかしながら、こんな死闘も繰り広げております。
0点!
↑この問題集はハイレベ。たまに出てくる最レベが最レベすぎます笑。
↓他にも算数ではこんな問題集の使い方をしています。↓

あまり構いすぎても私がイライラして怒っちゃうし、ガガくんも「ママに聞けばいいや!」とすぐに諦めるので、適度な距離感を取りつつ・・・です。
ウィスク4で処理速度が低くても、子供にとってやりやすい方法を一緒に見つけてあげると、底上げも可能です。
発達障害児の集中力を高めるのにはプロテインも効果がありました。