発達障害の自閉症、ASDでかんしゃくやパニックがあり、暴力や暴言がどうしても止められない小学2年生の息子ガガくんに、エビリファイを投薬し始めて2ヶ月が過ぎました。

最初はエビリファイ0.1%の内容液を1包でスタートしまして、現在では2包飲んでいます。
投薬の結果、暴力も暴言もほぼなくなったので、詳細を記しておきたいと思います。
エビリファイとは
脳内の神経伝達物質であるドパミンなどの受容体に作用し、幻覚・妄想などの症状を抑え、不安定な精神状態を安定させるとともに、やる気がしない、何も興味が持てないといったような状態を改善させます。
また、抑えることのできない感情の高まりや行動などの症状を改善します。通常、統合失調症の治療、双極性障害における躁症状の改善、うつ病・うつ状態の治療、小児期(原則として6歳以上18歳未満)の自閉スペクトラム症に伴う易刺激性の治療に用いられます。
自閉症ASD小学生へのエビリファイ投薬の効果
ガガくんの症状として、例えば朝の登校準備など、
- 一度にたくさんのことをやるべきことがある
- 周りから一斉に言われる
場合に癇癪を起こして「ぎゃー!」っと大声で怒ったり、泣いたりしまうことが多かったです。
また、そんな自分を「ぼくはバカだ!」と言って、壁に頭をぶつけたりする自傷行為もありました。

そんな息子の姿を見るのが悲しかったり、「どうして毎日やっているのにできないの!」とイライラしたり・・・。
これらがエビリファイを飲み初めて、まったくなくなったのです。
「朝のスケジュール」として歯磨きなどの時間を細かく決めたり、プロテインを飲んだり・・・と他にもガガくんの症状が落ち着いてきたのには理由があるとは思いますが、エビリファイ効果絶大です。
というのも、週末など飲み忘れてしまった日などは、やはりテンションが高くなってぴょんぴょん飛び跳ねたり、ちょっとしたことで癇癪やヒステリーを起こすことがあるためです。

あれ?今日は珍しく怒ってるな・・・
そういえばまだ薬飲んでないわー!
と、エビリファイを飲み忘れると分かりやすく発達障害の症状が出てきます。
エビリファイを飲み始めて学校生活にも変化が
先日保護者会があったのですが、「さいきんは学校でもすごく落ち着いている」と担任からも言われました。
以前のガガくんはと言えば・・・授業とは関係のないことを突然大声で言ったり、ルールを守らない子に手をあげてしまったり、ということがあったのですが、それも今ではまったくなくなったそうです。
逆に、「お友達をやさしく気遣ったり、助けてあげる場面も見られる」とのことでした。

ものすごい変わりように、びっくりです!
お友達とのソーシャルスキルがアップしてきて、約束して一緒に遊びにいったり、おうちに連れてくるようにもなりました。
これまで数回「おともだちと遊ぶ約束した!」と言ってよろこんで待ち合わせ場所に行っては、「誰もこなかった・・・」としょんぼり帰ってくることがあったりしたので、こんな些細なことでも母としては、とてもうれしいものです。
エビリファイの副作用は?
こんなにガガくんにとって効果のあった薬エビリファイですが、副作用といえば、やはりすこしぼーっと眠たそうにしていることが増えたように感じます。
そしてこの副作用も、飲み始めてから2ヶ月も経つと薬に慣れてきたようで、最近では見ていてもほとんど気になりません。
食欲も変わらずで、よくある副作用の吐き気などはまったくありませんでした。
発達障害の小学生にエビリファイやストラテラなどを投薬することに、私自身
- 「他の方法でなんとかならないのか?」
- 「このまま一生、飲み続けなければいけないのか?」
- 「こんな小さな子供のうちから飲ませて大丈夫?」
など、最初はものすごい葛藤がありました。
しかし、結果的にはガガくんに合う薬と出会うことができて、ガガくん自身も毎日楽しそうに登校したり、お友達との関係性を築いていっているのを見ると、あの時投薬を思い切ってはじめてみて良かったなーと、つくづく思っています。
ひょろひょろ体型のガガくんは、体幹がしっかりしていなくていつもフラフラしていました。
プロテインを飲んで筋力をつけ、脳神経の働きをサポートしています。糖質がほとんどないホエイプロテインなのでおすすめです。
鉄分を一緒に摂ることでイライラしてすぐキレることが、目に見えて減りました。
